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データベーススペシャリスト平成25年春期 午前Ⅱ 問8
問8
SQLで用いるカーソルの説明のうち,適切なものはどれか。
- COBOL,Cなどの親言語内では使用できない。
- 埋込み型SQLにおいて使用し,会話型SQLでは使用できない。
- カーソルは検索用にだけ使用可能で,更新用には使用できない。
- 検索処理の結果集合が単一行となる場合の機能で,複数行の結果集合は処理できない。
- [出題歴]
- データベース H20春期 問35
分類
テクノロジ系 » データベース » データ操作
正解
イ
解説
カーソルは、アプリケーションプログラムからデータベースへの問合せによって得られた結果セットを、表データを一度に扱うことができない手続き型プログラム言語に1行ずつ渡す機能を実現するものです。SQLではカーソル宣言に"DECLARE CURSOR"文、カーソル位置のデータ取得および次データへの移動に"FETCH"文を使用します。
- 集合を1行ごとの繰り返しでしか処理できない親言語内にSQL文を埋め込むことが目的です。
- 正しい。埋込みSQLとは、CやCOBOL、Pascalのような手続き型プログラミングのソースコードに関係データベースを操作するためのSQLを埋め込む方式です。これに対して会話型SQLは、ユーザーが入力した、またはプログラム内に記述されたSQL文そのままをデータベースに送って操作する方式です。カーソルは埋込み型SQLにおいてのみ用いられます。
- カーソルの指している行を更新(UPDATE文)および削除(DELETE文)できます。
- カーソルは複数行の結果セットを1行ずつ処理するための機能です。