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データベーススペシャリスト平成25年春期 午前Ⅱ 問2
問2
関数従属に関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,A,B,Cはある関係の属性の集合とする。
- BがAに関数従属し,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
- BがAの部分集合であり,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
- BがAの部分集合であれば,AはBに関数従属する。
- BとCの和集合がAに関数従属すれば,BとCはそれぞれがAに関数従属する。
- [出題歴]
- データベース H15春期 問25
- データベース H17春期 問24
- データベース H20春期 問22
分類
テクノロジ系 » データベース » データベース設計
正解
エ
解説
関係モデルではA,B,Cを属性の集合とすると、関係従属性について次の推論則が成り立ちます。
- 反射律
- BがAの部分集合であれば、A→B が成立する
- 増加律
- A→B であれば、同じCを加えた{A,C}→{B,C} が成立する
- 推移律
- A→B かつ B→C であれば、A→C が成立する
- 合併律
- A→B かつ A→C であれば、A→{B,C} が成立する
- 分解律
- A→{B,C} であれば、A→B および A→C が成立する
- 合併律が適用され A→{B,C} が成立しますが、B→Cとはなりません。
- 集合AにはBの補集合である要素が存在するため、B→Cとはなりません。
- 記述とは逆で、BがAに関数従属します。
- 正しい。分解律により関数従属関係が成立します。