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データベーススペシャリスト平成22年春期 午前Ⅱ 問12
問12
次の関係R,S,T,Uにおいて,関係代数表現 R×S÷T-U の演算結果はどれか。ここで,×は直積,÷は商,-は差の演算を表す。
- [出題歴]
- データベース H18春期 問23
- データベース H24春期 問10
分類
テクノロジ系 » データベース » データ操作
正解
ア
解説
関係演算「直積」「差」「商」及び「和」「共通」はそれぞれ次のような操作です。
- 和(∪)
- 2つの関係を足し合わせた集合のうち、重複を除いたものを返す。和両立な関係同士のみ演算可能。
- 差(-)
- 関係Rに含まれる行(タプル)のうち、関係Sに含まれる行を取り除いた集合を返す。和両立な関係同士に演算可能。
- 共通(∩)
- 2つの関係に共通して含まれる行の集合を返す演算。和両立な関係同士に演算可能。
- 直積(×)
- 関係Rの1つの行に対して関係Sのそれぞれの行を繋ぎ合わせた関係を返す。関係Rと関係Sの行・列数をそれぞれm行x列、n行y列とすると、直積演算(R×S)の結果に含まれる行数(関係の濃度)は「m×n」、列数は「m+n」になる。
- 商(÷)
- 関係Rのうち関係Sの全ての項目を含む行の集合を返す演算。下の例で言えば、関係Rの注文番号のうち関係Sの商品ID(A1,B1)の両方をもつのは001と003なので、この2つの行が抽出される。