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データベーススペシャリスト令和3年秋期 午前Ⅰ 問21
問21
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープにバックアップするとき,バックアップの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。
〔処理条件〕
〔処理条件〕
- 毎月初日(1日)にフルバックアップを取る。フルバックアップは1本の磁気テープに1回分を記録する。
- フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップを取るまでは,毎日,差分バックアップを取る。差分バックアップは,差分バックアップ用としてフルバックアップとは別の磁気テープに追記録し,1本に1カ月分を記録する。
- 常に6か月前の同一日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする。ただし,6か月前の月に同一日が存在しない場合は,当該月の末日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする (例:本日が10月31日の場合は,4月30日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする)。
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- 13
- 14
- 15
- [出典]
- 応用情報技術者
令和3年秋期 問55と同題
分類
マネジメント系 » サービスマネジメント » サービスの運用
正解
ウ
解説
設問の例「10月31日の場合は、4月30日までのデータについて、指定日の状態にファイルを復元できるようにする」ために何本の磁気テープが必要かを考えます。
差分バックアップ方式ではフルバックアップの適用後、差分バックアップを使ってフルバックアップ以後の変更箇所を反映することで復元を行います。このため指定日の状態に復元するためには、指定日の属する月の初日に取ったフルバックアップと、その月の毎日の差分を記録した差分バックアップの2つが必要となります。各月フル用と差分用で2本の磁気テープが必要であり、4月、5月、…、10月までには全部で7つの月が存在するので、必要となる磁気テープ数は「2本×7月=14本」となります。
したがって「ウ」が正解です。
差分バックアップ方式ではフルバックアップの適用後、差分バックアップを使ってフルバックアップ以後の変更箇所を反映することで復元を行います。このため指定日の状態に復元するためには、指定日の属する月の初日に取ったフルバックアップと、その月の毎日の差分を記録した差分バックアップの2つが必要となります。各月フル用と差分用で2本の磁気テープが必要であり、4月、5月、…、10月までには全部で7つの月が存在するので、必要となる磁気テープ数は「2本×7月=14本」となります。
したがって「ウ」が正解です。