データベーススペシャリスト令和2年秋期 午前Ⅱ 問3

問3

関係Rは属性 A,B,C,D,E から成り,関数従属 A→{B,C},{C,D}→E が成立するとき,Rの候補キーはどれか。
  • {A,C}
  • {A,C,D}
  • {A,D}
  • {C,D}
  • [出題歴]
  • データベース H19春期 問22
  • データベース H21春期 問2
  • データベース H27春期 問3
  • データベース H30春期 問3

分類

テクノロジ系 » データベース » データベース設計

正解

解説

まず関数従属性 A→{B,C} に分解律を適用します。
分解律
A→{B,C} であれば、A→B および A→C が成立する
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A→{B,C} はA→BとA→Cに分解可能なため、関係Rに存在する関数従属は次の3つです。
  • A→B
  • A→C
  • {C,D}→E
このうちCはAに関数従属するため {C,D}→E は {A,D}→E と置き換えられます。つまりAとDが決まれば残りの属性 B,C,E も一意に決定されます。候補キー(candidate key)は、ある関係の1つの組を一意に決定できる属性、または属性の組合せで極小のものなので、関係Rの候補キーは{A,D}になります。
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