令和5年秋期試験問題 午前Ⅱ 問17
問17解説へ
二つのトランザクションT1とT2を並列に実行した結果が,T1の完了後にT2を実行した結果,又はT2の完了後にT1を実行した結果と等しい場合,このトランザクションスケジュールの性質を何と呼ぶか。
- 一貫性
- 原子性
- 耐久性
- 直列化可能性
正解 エ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
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解説
- 一貫性は、トランザクションによりデータの矛盾が発生せず、常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質です。
- 原子性は、トランザクションは原子のように不可分であり、トランザクション内の処理はすべて実行されるか、または全く実行されないのどちらかであることを保証する性質です。
- 耐久性は、一度正常終了したトランザクションの結果は、それ以降システムや記憶媒体に障害が発生しても失われないことを保証する性質です。
- 正しい。直列化可能性(serializability)とは、複数のトランザクションを並列実行した結果が、1つずつを順番、すなわち直列に実行した結果と同じになる性質です。直列化可能スケジュールであればデータベースは一貫性のある状態になっていることが保証されます。
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