平成30年春期試験問題 午前Ⅱ 問12
問12解説へ
導出表に関する記述として,適切なものはどれか。
- 算術演算によって得られた属性の組である。
- 実表を冗長にして利用しやすくする。
- 導出表は名前をもつことができない。
- ビューは導出表の一つの形態である。
正解 エ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:データ操作
中分類:データベース
小分類:データ操作
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解説
導出表は、1つ以上の基礎となる実表(DBに実データを持つ表)から関係演算・集合演算といったSQL問合せによって作成される仮想的な表全般を指します。SELECT文で得られる結果の他にも、GROUP BY句やWITH句を処理する際に内部的に作られる一時的な表も導出表の1つです。ビューは導出表の一つの形態であり、導出表に名前を付けて実表と同じように参照(条件次第では更新も)できるようにしたものです。
導出表は実データを持たず、参照・更新要求の度に、実表に関係演算・集合演算を行って作り出されています。
導出表は実データを持たず、参照・更新要求の度に、実表に関係演算・集合演算を行って作り出されています。
- 導出表を得る演算は関係演算又は集合演算です。
- 利用しやすくするという点はあっていますが、実表のコピーではありません。DBMSは、導出表への閲覧・更新要求の度に実表にSQL問合せを行って導出表を得ています。
- CREATE VIEW文を使うと導出表に命名したビューを定義することができます。ビューは、その定義のみがDD(データディクショナリ)に記録されており、実データを持ちません。
- 正しい。ビューとは名前を付けた導出表のことです。
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