平成29年春期試験問題 午前Ⅰ 問15
問15解説へ
無線LAN環境におけるWPA2-PSKの機能はどれか。
- アクセスポイントに設定されているSSIDを共通鍵とし,通信を暗号化する。
- アクセスポイントに設定されているのと同じSSIDとパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけに接続を許可する。
- アクセスポイントは,IEEE 802.11acに準拠している端末だけに接続を許可する。
- アクセスポイントは,利用者ごとに付与されたSSIDを確認し,無線LANへのアクセス権限を識別する。
正解 イ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:セキュリティ実装技術
中分類:セキュリティ
小分類:セキュリティ実装技術
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解説
WPA2-PSK(WPA2 Pre-Shared Key)は、無線LANの暗号化方式の規格であるWPA2のうち個人宅やスモールオフィスなどの比較的小規模なネットワークで使用されることを想定したパーソナルモードです。このモードではアクセスポイントと端末間で事前に8文字から63文字から成るパスフレーズ(PSK:Pre-Shared Key)を共有しておき、そのパスフレーズとSSIDによって端末の認証を行います。
したがって「イ」が適切です。なお、認証にパスワードでなくIEEE802.1Xに準拠した認証サーバを使用する方式は「WPA2 エンタープライズモード」と呼ばれます。
したがって「イ」が適切です。なお、認証にパスワードでなくIEEE802.1Xに準拠した認証サーバを使用する方式は「WPA2 エンタープライズモード」と呼ばれます。
- SSIDはアクセスポイントの識別子であり暗号化鍵としては使用されません。
- 正しい。
- 端末の認証はパスワードによって行われます。
- 無線LANではアクセスポイントと同じSSIDをもつ端末としか通信できないようになっていますが、これはWPA2ではなく無線LANの規格IEEE 802.11の機能です。
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