平成24年春期試験問題 午前Ⅱ 問10
正解 ア問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:データ操作
中分類:データベース
小分類:データ操作
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解説
関係演算「直積」「差」「商」及び「和」「共通」はそれぞれ次のような操作です。
- 和(∪)
- 2つの関係を足し合わせた集合のうち、重複を除いたものを返す。和両立な関係同士のみ演算可能。
- 差(-)
- 関係Rに含まれる行(タプル)のうち、関係Sに含まれる行を取り除いた集合を返す。和両立な関係同士に演算可能。
- 共通(∩)
- 2つの関係に共通して含まれる行の集合を返す演算。和両立な関係同士に演算可能。
- 直積(×)
- 関係Rの1つの行に対して関係Sのそれぞれの行を繋ぎ合わせた関係を返す。関係Rと関係Sの行・列数をそれぞれm行x列、n行y列とすると、直積演算(R×S)の結果に含まれる行数(関係の濃度)は「m×n」、列数は「m+n」になる。
- 商(÷)
- 関係Rのうち関係Sの全ての項目を含む行の集合を返す演算。下の例で言えば、関係Rの注文番号のうち関係Sの商品ID(A1,B1)の両方をもつのは001と003なので、この2つの行が抽出される。
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