分野：テクノロジ系
中分類：データベース
小分類：データベース設計

〔業務ルール〕から次のことがわかります。

• 1人の"営業員"は複数の"担当地域"をもつ
• 1つの"地域"には複数の"顧客"が存在する
• 1つの"地域"に複数の"営業員"が対応する
• 1人の"営業員"は複数の"受注"を得る
• 1人の"顧客"は複数の"受注"を営業員に与える

以上より次の多重度が明らかになります。

• (1)，(3)より"営業員"と"地域"の多重度は多対多
• (2)より"地域"と"顧客"の多重度は1対多
• (4)より"営業員"と"受注"の多重度は1対多
• (5)より"顧客"と"受注"の多重度は1対多

上図で"営業員"と"地域"に多対多の多重度がありますが、関係データベースでは「多対多」の関連を実装することができないので、連関エンティティを設けて、双方の主キーをもたせること2つの「1対多」の関連に分解します。下図では"担当地域"が連関エンティティに該当します。選択肢のうち、5つのエンティティと関係を適切に表現しているE-R図は「ウ」です。